佐藤亮子さん講演会『4人の子育てと受験が終わって』

今回は、先日フジテレビのバイキングにてご一緒させていただきました佐藤亮子さんです。東京大学理科三類(医学部)に4人のお子さんを合格させたメディアで有名な方です。

 

私も保育園を5園運営させていただいておりますので、幼児教育には大変興味あります。「東大脳」は生まれつきではなく、育てかたで決まる!と仰られていて、私も同感で痛く感動致しました!もちろん、才能や遺伝もあるでしょうけど、私自身も子どもの環境特に親の「考え方」や「接し方」などの影響は大変大きい思います。

 

まず、最初に考えたことは折角頂いた子供たちをしあわせにさせたいという親の想い。そのために子供達が大人になったときに、家族で過ごした18年間を素敵な時間だったと振り返えれるようにしたいというのが最初の想いだったそうです。

 

子供の特徴

1、子供は嘘をつく、怠ける、勉強は嫌い。

2、18年間の3分の1は学校、3分の1は寝ている、3分の1しか時間がない。

3、勉強部屋はいらない。母親の目のとどくキッチンで勉強させる。

4、点数を取ったり結果を出すことで子供は自信をつける。

 

だからこそ、きちんと計画的に工夫して勉強させないと子供に任せておくのは親と子供のバトルになるということです。その通りです。18歳までは子供の決定権は不要ですというのには笑えました。

 

親は、

1、最終的なチェックをする。子供に任せない。学校に任せない。塾に任せない。

2、テレビは2Fの奥の奥の部屋へ。スマホは全部集めて車のトランクへ。

3、幼児期に机に向かう習慣をつけ、文字をきれいに書く練習をする。

4、過去のテスト、成績は見ない、気にしない、忘れる。

5、子供が傷つくような言葉がけはしない。良い部分を伸ばす。

6、子供達は親だけを頼りに生きている。

7、受験で成功しても失敗しても真剣にやれば得るものがある。

 

その他、ご自身の体験や経験を踏まえて、楽しく笑わせながら沢山の学習や子育ての工夫をお聴かせていただきました。多くの参加者の保護者の方の参考になったと確信しています。

 

誠にありがとうございました。

 

<プロフィール>

佐藤亮子(さとうりょうこ)

大分県出身。津田塾大学卒業。大分県の私立高校で2年間英語教師として勤務。結婚後、奈良県に移住し長男、次男、三男、長女の順で4人を出産。長男、次男、三男が揃って難関私立の灘中学校・灘高等学校に入学。3人の子供たちは体育系クラブや文化祭で活躍、中高生活を謳歌しつつ勉強にも打ち込み、東京大学理科三類(医学部)に合格。3兄弟揃ってのに東大理三進学は珍しく、母の育児法・勉強法が注目される。今年度長女も東京大学理科三類(医学部)に合格した。現在、テレビ、雑誌などメディアで発言し、講演会なども行っている。著書2『受験は母親が9割 灘から東大理三に3兄弟が合格』(朝日新聞出版)、『灘から東大理三の3兄弟を育てた母の秀才の育て方』( KADOKAWA)などはある。

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